コロナ禍以降特に利用者が増え、オンラインの賭け事として定番となったオンラインカジノ。ギャンブル好きの方なら、インターネットカジノ(インカジ)という言葉も聞いたことがあるかもしれません。
オンカジは日本の法律において複雑な立ち位置である一方、インカジは日本では明確に違法とされたギャンブルプラットフォームであり、実際に複数の摘発事例もあります。
ここでは、インカジとオンカジの違いや、インカジをめぐる法的状況、摘発事例についてお話ししていきます。
インカジとは?オンカジとの違い
まず「インカジ」とは、「インターネットカジノ」の略語です。これだけ聞くとオンラインカジノとそっくりですが、オンラインカジノの違法性がグレーである一方、インカジは明確に違法です。
ここでインカジ・オンカジを混同して、オンカジで遊ぶのが問題ないならインカジも大丈夫!と油断してしまうと逮捕に至るケースがあります。ここからはインカジの仕組みや、インカジとオンカジの違い、インカジの違法性について具体的に見ていきましょう。
インカジの定義
インカジは実店舗をもち、店舗内でインターネットを介したカジノをプレイする環境を提供しています。遊べるゲームはビデオスロット、バカラ、ポーカー、ブラックジャック、ルーレットなど、通常のオンラインカジノで遊べるゲームと一緒です。賭け金を持っていきチップとして店員に渡してからプレイできますが、アカウントは個人のものではなく店が用意したもので、利益は1度店舗側に入ってから、客に精算される形となります。
新宿や渋谷、大阪ミナミなどの都会の繁華街に店を構えるケースが多く、マンションや雑居ビルの一室で無許可で営業しています。見つかれば間違いなく摘発され、運営者だけでなく客であっても逮捕されます。
バックには暴力団などの反社会的勢力がついている場合も多く、ゲーム自体に不正が施されているなどといった可能性もあるので、たとえ外で声をかけられるなど勧誘があっても絶対に行かないようにしてください。
なお、店舗内でインターネットを介したカジノではなくスロットの実機やディーラーがいるゲームを遊べる場合は、闇カジノに分類されます。こちらも言うまでもなく違法なので、絶対に足を踏み入れないでください。
オンカジとの違い
インカジは、明確に違法であること以外にもオンカジとの違いがあります。わかりやすいように表にしてみました。
インカジ | オンカジ | |
店舗 | あり店舗内でインターネットを介したカジノを遊ぶ | なし個人のパソコンやスマートフォンからインターネットを介したカジノを遊ぶ |
入金 | 現金のみスタッフに渡して換金 | 複数の手段が使える銀行送金やeウォレット、仮想通貨を通して換金 |
出金 | 店を通してから精算 | 個人で精算 |
営業許可 | なし | ありオンラインカジノが合法の国でライセンスを取得して海外企業が運営 |
第三者機関の監査 | なし | あり第三者による承認・監査を通して不正がないことを担保 |
オンラインカジノも、もし日本で運営されていればそれは明確に違法となります。しっかりとしたオンラインカジノは海外に拠点を持ち、キュラソーを始めとした信頼性の高いライセンスを取得して運営し、第三者機関の承認を経て不正のないソフトウェアを使ってカジノゲームを提供しています。一方インカジはライセンスを持たず、監査もないのでソフトウェアに不正がないという保証もない状態です。
インカジの違法性・危険性
インカジは運営者、客ともに違法になります。運営者の立場では、日本の刑法186条第2項「賭博場開帳等図利罪」において違法です。この場合は3ヶ月以上5年以下の懲役刑になります。客の立場では、刑法185条における「単純賭博罪」において違法です。また、客として何度も賭博を行っており常習性が認められた場合は刑法186条第1項「常習賭博罪」に問われ、3年以下の懲役刑が科されます。
このようにインカジの運営・利用は刑法上、明確に罪として裁かれます。胴元はもちろんですが、客の立場でも懲役刑になることがあり、知らなかったでは済みません。
なお、万が一罪に問われない状況だったとしても、インカジで客としてプレイすることは絶対におすすめしません。上記で紹介したように、バックに反社会的勢力がついていたり、ソフトウェアが公正である保証もなく、利益も1度店を介してからの清算となるなど、フェアと言い切れる状況ではないのは明らかです。ある程度までは勝たせて信じ込ませ、大金を賭けたところで負けさせて店が利益を不当に得る、などといったことは大いにあり得る話です。法律上はもちろん、自分自身を守るためにも絶対にインカジではプレイしないようにしてください。
インカジの摘発事例
インカジの違法性や危険性について理解したところで、ここからさらに具体的に見ていきます。インカジをめぐる摘発事例は複数存在しますが、ここでは3件ピックアップして紹介します。
2023年1月新宿歌舞伎町の例
2023年1月、新宿歌舞伎町のインターネットカジノ店「SEXY」が摘発されました。当時国内最大級のインカジの摘発とあり、大きく報道されました。詳しい数字は報道されていませんが、15年の間に500億円もの売り上げがあったともいわれています。
2023年3月大阪の例
同年3月には大阪中心部の西天満「noah」が摘発されました。店舗関係者6名、客側5名が逮捕され、店舗内には10台のパソコンがあり、それを使ってカジノをしていました。スタッフが現金を客から受け取り、カジノ上でポイントに変換してスロットやバカラで遊ぶという仕組みです。
客側の4人は店で遊んでいたところを現行犯逮捕され、残る1人は店に出入りしているところが確認されたことから別の場所で逮捕となりました。仮に現行犯ではなかったとしても、インカジに出入りをしている時点で逮捕の危険性があるということがわかります。
2023年12月鹿児島の例
同じ年の12月、鹿児島市の集合住宅でひっそりと運営されていたインカジ店も摘発されました。この件でも店舗関係者5人と客側の3人が逮捕されています。
この店舗ではポイントを販売し、客が購入して遊ぶという仕組みで、購入されたポイントは1億3,000万円にもおよび、店は2,600万円ほどの利益をあげていました。東京、大阪のような大都市圏でなくともインカジは存在するので、怪しい誘いは絶対に断るようにしましょう。
オンラインカジノの違法性と今後
ここまではインカジについて紹介してきました。ここからは、オンラインカジノの違法性や今後についても見ていきましょう。
日本でも明確に違法とされるインカジには近づかないことが一番ですが、オンカジにおいても違法性をめぐる議論は活発です。しっかりと動向をつかんだ上で、自身の判断の上で利用していくことが重要です。
オンラインカジノの違法性
オンラインカジノ 違法の記事でも触れているように、オンラインカジノは日本において現状グレーゾーンにあります。オンラインカジノを運営することは違法なので、それにまつわる逮捕事例も存在します。また、日本国内で運営されていたオンラインカジノを遊んだことで逮捕された事例もあります。
ただ、海外のオンラインカジノを個人でプレイすることにおいては法律上は明確に規制されていません。とはいえ、近年ではオンラインカジノで遊んでいるシーンを配信していたYouTuberが逮捕されるなど、オンラインカジノの違法性にまつわる動きが活発です。インカジは論外ですが、オンカジの利用もあくまで個人の責任において楽しむことを忘れないようにしましょう。
日本の法律と今後
日本ではIR法が制定されたことで、ランドカジノができる日がそう遠くないといわれています。IR法とは、カジノを含む統合型リゾート開発によって、インバウンド強化や地域経済活性化を目的に整備が進められているものです。
ただこのIR法はランドカジノに焦点を当てたものであり、オンラインカジノとはまた異なる視点だということを覚えておきましょう。一方で、ランドカジノを含むカジノのあり方が変わり、オンラインカジノにおいても異なる見方がされるきっかけにとして、IR法の制定は大きな一歩になるかもしれません。
まとめ:安全なカジノを選んで遊ぶことが大切
いかがでしたか?今回はインカジとオンカジの違いや、それぞれをめぐる法的状況について見てきました。インカジは明確に違法とされますが、オンカジは難しい立ち位置にいます。そんな状況だからこそ、オンカジ選びは重要になります。

本ブログがサポートするMikiカジノはキュラソーライセンスを保有し、第三者機関による監査を受けている安全なオンラインカジノです。還元率の高いカジノゲームとお得なボーナスが評判のMikiカジノは、本ブログから登録することで一番お得に始めることができます。

上記バナーから登録することで40ドル相当のMikiカジノ入金不要ボーナスとMoon Princessで使える25回フリースピンの登録特典がもらえます!まずバナーから登録する際にMikiカジノ入金不要ボーナスコードMIKI40を入力。その後、初回入金が済んだらマイページ上の”ボーナスコード”にMIKIFS25を入力して送信することでフリースピンも受け取れます。
安全なのはもちろん、還元もお約束!そんなMikiカジノを誰よりお得にはじめませんか?
よくある質問
- Qオンカジは違法ですか?
- A
オンラインカジノの運営が、オンラインカジノの合法国でライセンスをとった企業が行っていれば、オンラインカジノ自体は違法ではありません。日本国内での運営であれば違法です。
- Qインカジはなぜ違法?
- A
インカジと呼ばれるインターネットカジノは無許可で営業しており、これは日本国刑法で定められた賭博場開帳等図利罪にあたります。客側で利用している場合も、日本刑法で定められた単純賭博罪または常習賭博罪に当たります。